黒豚の噂 woink-propaganda

人狼GMの活動で得た色々をぼやきます。対面と長期が主戦場。

正体隠匿ゲーム「バッドライブラ」紹介

今回はゲームを1つ作ったのでその紹介。

ゲーム名は「バッドライブラ Bad libra(仮)」
ジャンルは協力と正体隠匿

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◆概容
前半の「課題の解決」後半の「投票と捕縛」を行ない、各陣営 及び各人の勝利条件を目指す半協力 正体隠匿ゲーム

 

◆準備
・課題の極一部を全体に公開
・各PLに「仕者 Hand」「賢者 Wise」「愚者 Fool」のいずれかを配役
(内訳は約1/3ずつが基本だがGMの任意で変更可)

 

◆進行
前半の課題
設けられた課題の解決を(基本的には)目指す。
解決できた場合に後半に移る。


後半の捕縛
投票にて最多得票者1人を選び、捕まえる。
最多得票PLが複数の場合は捕縛なし。
投票の前に議論の場を設けることもある。

 

◆役職
第1陣営「仕者 Hand」
勝利条件:課題の解決 且つ賢者の捕縛
初期情報:なし


第2陣営「賢者 Wise」
勝利条件:課題の解決 且つ賢者の回避
初期情報:課題の大部分ないし全部


第3陣営「愚者 Fool」
勝利条件:課題の阻止 又は愚者の捕縛
初期情報:課題の一部分

 

◆終了
課題を解決できないか、投票で誰かを捕縛したら終了。
勝利条件を満たした陣営の勝利(同時勝利の際は3>2>1の優先度)

 

◆改変
上記の3陣営と「課題」と「捕縛」さえあれば他の機構は書き換えても良い。
又、課題は前半時間中にPL視点で中途情報を得られるもの……欲を言えば進捗が確認できる機会のあるものを推奨する。(正解か不正解かのみだと正解に近付いてるのか悪者PL視点で不確かな為、導線を作る必要がある)

以下はその幾つかの改変例

・役職名を市民 スパイ 悪魔に差し替える(役職名は世界観に合わせる)鶏 梟 烏とかどうかねぇ

・役職の内訳を愚者1人に減らし その分を賢者にし、課題の難度を高くする。
初期の全体公開情報を理不尽なまでに削る、強い誘導を必須とする飛躍がある、等

・愚者に与える初期情報を「賢者が誰か」にしても良い
その場合、他の設定で愚者不利調整をする

・課題は謎解きにし、謎解きの構成は小問を幾つか設けておく。
この場合、隠者には解法と解答を、愚者には解法の一部を与える。

・課題を単語の推理にし、質疑応答にてGMがYes/Noで情報を与える(インサイダーゲームやウミガメのスープ等の水平思考ゲームと同系)
この場合、隠者には単語(解答)そのものを、愚者には単語の分類を初期情報で与える

TRPG等の脚本を持つ場合はシナリオギミックを課題と扱ってシナリオ全体で「課題」と「捕縛」を並行で行える

・投票方式を告発制にし、前半の正解者に告発権を与える。正解者本人と告発されたPLとの決選2択のみで投票 捕縛を行う

・最多得票者が複数人いた場合に全員を捕縛する

・標準ゲームでは各陣営1/3人ずつにし、天秤を用いて「水平にせよ」の課題を設ける。天秤に乗せる荷は毎回 変える
(正直、課題内容そのものは何でも構わない)

・実はタイトルも仮名で定まってない。
今は「バッドライブラ」だが一つ前は「バッドカンパニー」だった。何か良い名を充てたい。

 

 

(`°w°´)今回は人狼から少し離れて別ゲーム紹介でした。

「1/3が勝って2/3が敗ける」の比率と、「課題は何でも使えるので汎用性に富む」ゲームデザインが中々 気に入ってます。
あとは挙げるとしたら「脱落者がいない人狼」である点かな。これは1吊ゲームにしたワンナイト人狼と発想同じなので既出ですが。(襲撃がないのは人狼と呼んでいいのか?はここでは関知しません)

では好い人狼生活(?)を。