黒豚の噂 woink-propaganda

人狼GMの活動で得た色々をぼやきます。対面と長期が主戦場。

LABOLOG「愚者」

(`°(00)°´)人狼PL方々、ようこそ。
久々に記事を書きます。書く度に久々な気がしますが、申し訳ない。
隔月で「東京人狼ラボラトリ」を開いてますので、そこで扱った役職や編成を紹介する記事を定期的に書くコーナー「LABOLOG」を始めようと思います。

本日は「愚者」
2020/1/11第3回ラボ(https://twipla.jp/events/418240)で使用しました。

【愚者】
◆勝利条件:全愚者の死亡(第3愚者陣営)
◆能力:なし

 

◇趣旨 10.0
・死亡勝利系の中で吊人(吊死亡勝利系)や魚(牙死亡系勝利)の複合版。死因を問わないので設計は単純明快。

 

◇陣営的戦力、及び調度 3.5
・情報…特に陣形情報が複雑化する可能性が高まるので人外有利に概ね働く。
その偽の中で愚者はかなり弱い立場であり、1人でも愚者曝れすると勝機を失う(吊られず狼にも喰われない)
・尚、編成の調整として、愚者を入れる場合に狂を除いて調整する場合がある。

 

◇戦術戦略性 7.5
・陣営内での初期情報量の多い狼が村よりも有利となる可能性が高いので、愚者は序盤中盤終盤での死に方を見据える必要がある。
見えない相方との連係をしなくても各々で「死亡」が達成できれば勝てるので、群の戦略よりは個の戦略に寄る。

◇推理影響力 9.0
・愚者入り編成は陣形情報を乱す存在が大幅に嵩増しされる。特に序盤は混乱が多くなる。それに乗じて何人死ねるか、が重要となる(又、それに伴い、いかに早く混乱した情報を陣営内で整理できるかが重要になる)
・質より量を捌けるPLが有利。
・情報整理を擲ってパーティとして楽しむのもいっそあり。

 

◇編成の柔軟性 8.0
・7人(7=愚愚+2狼+守占霊)から組める。意外と少人数対応できるが、想定される標準的な組み方は愚者3人からで、これは12人(13=愚愚愚+3狼+守占霊3村)から。
・大人数への対応は21人(21=愚愚愚愚+4狼狂+守占霊霊8村)でこれ以上の超人数対応もできる。
(対面99人村なんかで愚者ひたすら入れると処理が楽で良いのではないか、と思います)(ゲーム時間や情報規模を無視すれば、ですが)
 

◇処理の操作性 2.0
・処理方法が2通りある。①愚者全員の配置を憶え、全員死亡で勝利判定とする②襲撃死体を挙げた後に愚者に挙手をさせ、手が挙がらなけ(愚者全員死亡してい)れば勝利判定とする、の2通り。
・①は、記憶する要項が増える。特に「仕合を通して憶える必須が狼だけ」の法則が崩れるのが無筆記のGMによろしくない。筆記して処理するGMに影響はほぼない。
・②は、記憶する必要が無いが、襲撃後に処理が1つ挟まる(襲撃後にすぐ夜明けにならない)のでテンポが崩れるためよろしくない。

 

◇設計の理解難度 9.5
難解な点は無い。

 

◇他、特記 0.5
村や狼と異なり、「勝利点が頭等分割」ではっきり計上できる点で人狼ゲームにあまり見受けられない貢献点の換算ができる。(「3人愚者の内1人死んだら愚者達は1/3点を得る」なる考え方)

 

50.0/70.0+α点
生死系(第3陣営)の中では扱いやすい。GM処理で些細な負担が増えるが、PL視点システム上で難解な点が一切ないのは評価したい(デザイン上では情報網をめちゃくちゃにしていくので、初心者がいる場合はそういう趣旨の編成でない限りは勧めない)
中級~上級者向けの役職で、且つ乱打戦を好む場合に適している(情報を綺麗に整えることを好むPLがその様な仕合を求める場合は勧めない)
趣がはっきりしている役職なので、使う場面を選んで展開できると吉。組む場合の扱いやすさは抜群なので、使う環境次第。


(`°(00)°´)今後、記事はLABOLOG込みで1~2週に1度、日曜日に投稿しようと考えています。
これくらいが私の気分に合ってるかなって思いまして。また空いたらごめんなさいね。
では、またいずれ。