黒豚の噂 woink-propaganda

人狼GMの活動で得た色々をぼやきます。対面と長期が主戦場。

欲しい役職を競り落とせ「競売制配役」

10/24~11/2に行いました長期オオモズ村にて使いました「競売」システムの紹介です。

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www.moonpupa.jp

 

理念段階から話すと……「乱数を使わずに人狼がしたい」なるところから始まります。
なんでそんな理念 掲げてるのかは長くなるのでさておき。これを配役に体現したものが今回 紹介する「競売制配役」です。

 

◆設計

一先ず全容がこちら

docs.google.com

 

概要をまとめると…
各PLには入札用の資金が与えられる
入札は役職ごとに行ない、1役当たりの上限額が決まっている
落札処理は一斉に行ない、同役への同額入札は相殺されなかったことにされる
単独最高額入札のPLが落札し、余った役職は余ったPLに順番に配役される
この手順で執り行います。

 

◆利点と欠点

通常は完全乱数を用いて配役します。これにはPLの希望が含まれません。
長期には役職希望が実装されていますが、これは同役希望に程度の差分はなく競り合いは運のみです。

そこが「希望の程度を(入札額で)表す」ことができる競売制配役との差です。

 

利点でもありますが「他人の希望を推測できる」こととの裏返しなので、配役時点で推理ができる要素になります。これの対策 解決ができるのであれば採用をしない方が好ましいでしょう。

 

◆改善点

村陣営以外に村役職の落札額を伝える
はあって良さそうです。

元々はVer.1では落札額を全体公開していたのですが、同役が複数ある役職(オオモズ村だと霊)の落札額発表は役に差分ができてしまい、偽役は対抗を1人に絞って騙ることになり編成の性質が変わってしまいます。

騙るに当たって真の落札額は必要となるため偽役には伝えておかねばらならないので、Ver.UPに際して全体公開から人外公開とします。

 

他、この競売制配役を採るのであれば諸数値は凡そ自由に変えて運用できます。
初期資金が幾らか、入札上限額は幾らか、役職の落札処理順は、余役の配役の優先度は、この辺りが選択できる項目です。

必須なのは「資金と入札」「同額相殺と単独最高額落札」「余役の配役方法」でさえ設けてあれば あとはどうとでも使えます。

 

乱数を使わずに配役する、がこのシステムの発端ではありますが最大の魅力は「欲しい役職を自力で取れる可能性が高くなっている」ことにあります。

GMの手間は増えてますが、処理の時間を確保できる企画の場合におすすめです。

 

では好い人狼生活を(`°w°´)ノシ