黒豚の噂 woink-propaganda

人狼GMの活動で得た色々をぼやきます。対面と長期が主戦場。

人狼造語「最終候補日・広義最終日」

「広義」最終日とはなんぞや?
最終日と言えば決着の吊を行う日、それを指すもので広義とか狭義とかの区別があるのか?

 
はい、あります。
 

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どうも こんばんは、ヲボロです(`°w°´)
今回は隅をつつくような用語観念の話。「最終候補日」及び「広義最終日」について語って参ります。
まぁこれ自体は造語でありますが、その概念は広く使われていて重要なものです。

 
最終日と言えば決着の吊を行う日ですし、最終日と聞いて頭に浮かべるのは決着した吊の日だろうと思います。
それは間違いではありません。しかし精確ではありません。
頭に浮かべたそれは結果的な「実際の最終日」であり、ここで言う「狭義最終日」です。
 
では、広義は?
表題からなんとな~く既に気付いてる方がいるかもしれませんが…進航中のPLから見て最終日「かもしれない」が何日か存在します。
かもしれない日…つまり最終「候補」日 及び「広義」最終日です。
実際に最終日が確定するのは決着した時で、それまでは実最終日は生存3人の日以外に有り得ず 他は全て最終候補日です。
 
特に、村視点での戦術戦略を構築 展開する際に重要なのは「村敗北するかもしれない候補日」です。
これを処刑達成する(した)人外の頭数に準えて「第X最終候補日」「第X最終日」と呼んでいます。
最低1頭は吊っておく必要がある日は「第1最終日」です。ここで1頭も落とせていないと村敗北してしまいます。
「第1最終日」は「1回目の、村敗北してしまうかもしれない日」と言うことですね。
 
(余談ですが、第1最終日を突破させず…狼狂が1人も欠けずに勝利することを「狭義狼完全勝利」と言ったりします。狂が死んで狼全頭が生存での勝利は「広義狼完全勝利」です。村にも狭義/広義完全勝利がありますが、これも余談です)
 
この語意が重要であると理解しやすい話としてはPPで決着した場合で、PPが起きた日は実最終日ではありますが、決着が確定した最終候補日はその前日です。
重要なのは最終候補日の数だけ敗北の可能性がある、と言うことです。
これが解ると最終盤面に力を入れる必要がある日とそうでない日が違うことが解ります。 
PPが起きてからを議論の本線に据えるPLはいません。
 
翌日に吊数<人外数になって敗けてしまう可能性のある吊は常にこの最終候補日と扱う必要があります。
(政治上で重要度 危惧の程度は様々ですが、経理上では常に数え挙げる必要があります)
 
故に、最終候補日は人外数だけ存在し、4狼1狂の2陣営戦では第1~第5最終候補日まであります。
特に気にかけられることはありませんが、偽占を吊ったり挽いたり 確霊から黒が出たりと、客観で人外が確定で目減りしていると第1最終日や第2最終日は勝手に通り過ぎていきます。
 
注視されるのは生存狼が1頭か2頭…はたまた3狼か、残狼数が不明な時です。
この場合に実最終日は約束された時に訪れるとは限りません。
 
「いつが最終候補日で いつが実最終日なのか」「今は第何最終日は突破したのか」を見据えるのは戦略構築でとても大切です。
(いわゆる、余吊回数の話に繋がります)
 
戦略、大事。しかし具体的な戦術戦略については、また別のお話…
では好い人狼生活を(`°w°´)ノシ