黒豚の噂 woink-propaganda

人狼GMの活動で得た色々をぼやきます。対面と長期が主戦場。

PL評価 Part.3「E表現力」「F感受力」「H隠蔽力」

PL評価の内容を語る第3回です。
今回はE表現力 F感受力 H隠蔽力を語ります。

 

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 Part.1はこちら↓

wbo6on.hatenablog.com


 

f:id:wbo6on:20210311172204p:plain 30.0点 「見映」「音声」「言語」「情報整理」等

印象や情報を効率よく相手に伝える能力です。在り様 立ち居振る舞い等の印象から情報整理 等の文章構成まで言語情報 非言語情報を問わず伝達全般を含みます。

 

能力としては大別すると視覚的 Visual 聴覚的 Vocal 言語的 Verbalの3分野に分かれます。

そしてこれは「人はどんな情報を元に印象が伝わるのか」の影響度を比率にでき、対面では視覚55% 聴覚38% 言語7%の影響があるのだそうです。つまり人の印象は殆ど非言語情報が優先して伝わります。

只、ここで扱う評価軸では「印象の力」ではなく「表現力」として扱いますので この比率には従いません。
人狼は印象ゲームですが、実際の村内では言語からの印象は7%ではないでしょう(私はそう信じたい)
まぁそれでも非言語情報の方が圧倒的に多いことは覆らないでしょうが。

 

視覚分野は外見を指します。身形や仕草 立ち居振る舞い そのものが評価対象です。美女と老人では同じ立場で競っても百回中百回 美女が勝ります。

聴覚分野は声量や話速 等の言語を含まない部分の扱いを評価します。柔らかい声や緩やかな喋り方 間の取り方 等が好い評価を得ます。捲し立てる聞き取れない話は印象評価が下がります。

言語分野は語彙や言葉選び等の言語化能力から論を組み立てる論述能力まで、言葉にまつわるもの全般を評価します。これは人狼をする上で最初に意識することなので皆様は今のまま努めればこの分野は問題ないでしょう。

 

ここまでは対面でのことでして、長期 短期 等のWeb人狼は聴覚情報がまるっと0%になります。
まるっと削れた38%は視覚 言語分野に分配され、更には画面越し故に視覚情報も抑えられます。
ですのでWeb人狼では言語分野の比重が対面人狼より増します。

 

Web人狼では3Vで……
視覚分野は「仮面の外見」 「発言文の見映」…特に文章整理の能力を評価します。RPもこれに含みます。

誘目性 視認性 識別性 判読性 可読性 明視性 等の視覚効果や、文章構成の能力の比重が増します。

聴覚分野の評価は存在しません(発言文を通した共感覚的聴覚はありますが)

言語分野の評価対象は対面人狼と同じでが、媒体が音声でなく文体になることは考慮します。(一例として、図や表が使えると言うこと)

 

f:id:wbo6on:20210311172207p:plain 15.0点 「直感」「直観」「知覚 感情 記憶 思考」「内省」「反映」等

事象や状況を承けて何かを感じる能力及びそれを修める能力です(思う 考える、は含みません)
思う 考えるための情報を得るため その切っ掛けとなる能力、気付く力……と言い換えることもできます。

言語化未満の論理で得られるものを直観と呼び、由来なく内部から受けるものを直感と呼びます。
経験値が少ないと直感が働き、経験を重ね知識が増すと直観の割合が増していきます。
直観はいわゆる「勘」で、直感は「魂」です。後天 先天とも言えます。

そしてこれらを得ることを「感知」「感受」と呼びます。

 

何かを承けて思うまでのPL中で内在処理される一通りをこのF感受力で評価します。
物事を承け取ること それ自体は勿論 F感受力に含まれますが、そこから更に以下のことも含みます。

 

人の脳は幾つかの仕事に支配されていると私は考えまして、それらの代表を5つに分けてみました。
脳は容量100%を5系統で分割しており、それぞれの分野を使っている際にはその占有率が高くなります。

思考・・・思考作業中に占有率が高まります。比較と判断すること全般です。
記憶・・・記憶作業中に占有率が高まります。憶えたり思い出したりです。
感情・・・感情が高まると占有率が高まります。
知覚・・・凡そ五感です。集中して見聞きしている際には占有率が高まります。
生理・・・自己意思で操作できず直接 感知もできない自律神経の領域です。体調や精神状態で上下します。

これらを言語化未満の範囲で感受したものを「直観」とします。
(これらを経ずに直接 結論だけが湧いたものを「直感」とします)

 

そしてこれら感受したものが偏誤(バイアス)にかかっていないか内省し、その後の感受に反映することも大切です。
「実は経験由来(記憶)で判断」「実は感情で判断してしまっているかも」なんて自問はそれです。
いわゆる修正ですね。

 

脳容量の占有率100%の分割の極端な例として……
「感情が昂ぶると冷静な判断(思考)ができなくなる」
「頑張って思い出し(記憶)ている際には視界(知覚)に入っても気が付かない」
「泣く(感情)ほどの痛み(知覚)で何も考えられない」
……等で、全て連動し使える容量のいずれかが増すと必然的に他が目減りします。

その中で生理は体調に関わる領域ですので、体調不良は他の容量を圧迫することになります。ちゃんと食事 睡眠は摂りましょう。
負感情管理(アンガーマネジメント)同様、健康管理ができるのもPL技能かもしれませんね。(HAHAHAHAHA

  

F感受力は大別して感知と内省の2つから成ります。

大事なことは「精確に物事を受け取れるか」である感受そのもの(感知)もそうですが、それ以上に点検 整備が行き届いているか自身の不備不良 故障が認知できている(内省できている)かが大事です。

感受性そのものよりは感受性を養ったり鑑みたりと、内省の比重が大きいです。

 

尚、F感受力での記憶の扱いは「記憶力そのものの高い低い」ではなく「記憶に依存する感受がどの程度か」を評価するものです。これはK知識力(後述)に登場する記憶力との相違点です。
(凄い知識を扱えても、それに依存しない思考をしたならF感受力は記憶由来の評価は低いとされます)
記憶に関しては、F感受力では記憶依存度を測り、K知識力では記憶力本体を測る、と言えば解りやすいでしょうか。

 

f:id:wbo6on:20210311172210p:plain 15.0点 「秘匿」「封鎖」「偽装」「幻惑」「誘導」等

物事を隠す能力です。
最低限の隠蔽は誰しも持っていますが、高めると面白いことができるようになります。

 

物事を隠す際の主な手法は5つと考えます。
秘匿・・・存在自体を気付かせない(隠し事)
封鎖・・・存在は見せるが内容を見せない
偽装・・・存在は見せるが内容に虚偽がある(嘘)
幻惑・・・殆どあるいは全て真実を晒すが偽装のように見せる(不信)
誘導・・・殆どあるいは全て真実を晒すが別の注目で気付かせない(ミスディレクション)
これら及び これらの複合の技術で評価します。

 

技術手法自体は挙げた5つですが、隠蔽力の最も大切なところは これらの「どの技術を使っているのか解らない」ことで、何層かに隠蔽を張って物事に気付かせなくします。

 

 

(°w°)今回は以上3項です。
この3項は私独自の理屈が色濃く出ています。
自分で練った論体系でして、E表現力にある「メラビアンの法則(3V)を一部 取り入れた印象割合」やF感受力では「脳容量を占有する5つの仕事」だったり「物事を隠す5手法」H隠蔽力だったり、読み物としては面白いけど眉唾な内容になってしまっています。
物事の隠し方(嘘)って5つしかないのか確証はありません。嘘(の因)は12種類あるらしいですが。

 

特に、感受の部分はちょ~っと解り難い説明になってしまいましたね……
直感 直観については調べると その違いが色々なところで説明されてますので調べるのがおすすめです。

それとメラビアンの法則は知ってて損ないので対面PLは是非 調べてみて。

 

次回はI想像力 K知識力 L連携力 M精神力 +S特性です。

ではまた(`°w°´)ノシ
 朧恩(`°w°´)(@wbo6_on) | Twitter

 

次回↓

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