黒豚の噂 woink-propaganda

人狼GMの活動で得た色々をぼやきます。対面と長期が主戦場。

PL評価 Part.4「I想像力」「K知識力」「L連携力」「M精神力」(+S特性)

ではPL評価を語る第4回。 内容紹介の最終頁です。

4+1ありますが ずらっと参ります。

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 Part.1はこちら↓

wbo6on.hatenablog.com

 

f:id:wbo6on:20210311172140p:plain 25.0点 「発想(水平思考)」「連想(垂直思考)」等

言葉通り想像力です。
大別して2つあり、柔軟 転換 等で評価される水平思考力 と 思慮 計算 等で評価される垂直思考力があります。

水平思考は広い視野から物事を見る力で、挑戦 発見 反証に役立ちます。

対して垂直思考は分析 論理に役立ちます。いわゆる論理的思考とはこちらを指します。

 

車で言えば駆動系です。 M精神力(エンジン)とA行動力(ホイール)を繋ぐ動力伝達部品で、これが機能しないと馬力のある動力を積んでいても走力になりません。

 

f:id:wbo6on:20210311172142p:plain 25.0点 「記憶」「再現」「応用」等

K知識力はI想像力と密接に関わっていて、互いにそれぞれを補完して成り立ちます。知識なくして想像は起きず、知識だけでは実用性がありません。
役割も似ていて、M精神力とA行動力の繋ぎです。只、I想像力よりは伝達部そのものよりはその補強部品で、想像力を生み出す土台部分であると言えます。

 

実際の能力としては記憶作業の能力です。
単純に持っている知識量と、それを引き出す能力で評価します。

持っている知識量……いわゆる記憶力ですそしてそれを思い出すのは知識力。更に思い出した記憶(知識)を再現や応用するのは知恵の力です。

これらを総合してK知識力として評価します。

憶えていたのだけど思い出せなかった、は「記憶力があるが知識力がない」状態です。知識は必要な時に引き出せねば憶えてないと同義です。

 

F感受力の一部で「記憶」の項がありましたが、そちらはK知識力と一部 被りがある項です。
「直感 直観での感受」の非陳述記憶を含めますが、K知識力はこれを含めず陳述記憶のみで評価します。


・手続き記憶(非陳述記憶)・・・「体が覚えている」技能を扱う記憶、長期永続的で一度 覚えると忘れにくい →F感受力
宣言的記憶(陳述記憶)・・・「頭で思い出す」いわゆる記憶、短中期的で忘れるが反復することで保持できる →F感受力とK知識力
(尚、短期記憶はK知識力に含めます)

 

f:id:wbo6on:20210311172147p:plain 15.0点 「支持 不支持」「協調」「管理」「整備」等

主に他人とのより良い関係を築く能力です。
良い関係を築くことは勿論ですが、悪い関係の改善やその努力もL連携力に含まれます。

  

他人と関わる際には その関係を幾つかの分野に別けて表すことができ……

言に同意/反意・・・示す内容に同意か反意か
人に友好/嫌忌・・・人そのものが好きか嫌いか
役に信認/疑義・・・役職上で敵か味方かと思うか
相性での利害・・・相手の存在が自分に良いか悪影響か、又その逆は
吊に決打/推進/許容/反対/拒否・・・相手への吊意志の強弱

……そしてこれらの程度で相関(関係)が端的に表されます。

 

「発言内容は至極 真っ当だがこいつは嫌い、しかし味方と思う。だが私にとっては邪魔なので進航上は吊る」
「今 言ってることわけわからんし敵か味方かもわからんが、必要なので説得して最終日に一緒に戦う」
……等 ある誰かと別の誰かの一対一の相関は(表面上は)必ずこのように表せます。
(極論、全て わからん の関係になることもあります。善いとは言えませんが)
これらの分野を混同すると「言ってることわからん=敵」と直結でなったりします。

 

この相関を基に相手 及び他の関係に連動し、管理 整備 支援を行う能力です。

最も端的なものだと(言か人か吊かを問わず)支持 不支持(同意 反意)で意思を示すことが最小規模の連携力として評価されます。
他人と関わらない、のはL連携力では減点です。

又、不支持(反意)が多いとしてもそれだけではL連携力が高いとは言えず、反意から発展して その後の関係をより築けた時に「連携力が高い」と評価されます(他人の阻害だけでは減点)

 

 

f:id:wbo6on:20210311172150p:plain 30.0点 「持久 忍耐」「判断 決断」「集中 周中」等

心の強弱、そして方向性を表す能力です。

大別すると忍耐力と決断力に分けられ、それぞれ平時は持久力 判断力として機能します。

又、これらの複合は集中力として顕れ、いわゆる「体力があるPL」とは集中力が秀でているPLを指します。
(周中力なる造語がありますが、これは今回 無視してください。集中力と概ね同義語です)

 

精神力は根性と勘違いされそうですが、ゲームに臨むに当たって技術や戦術より前に精神を説くものは根性論で、それはこの評価項で扱う精神力ではありません。
型(技術や戦術)を成した上で語る精神は尤もですが、型を得る前の精神は根性論にしかなりません。
ここで言う「型」は無着成恭 中村勘三郎の語った「型破りと型無し」で指す型に同じ。

技術 戦術 戦略の下地に精神があり、「最後にものをいうのは」これです。

 

車で例えると動機系……つまりエンジンです。
原動力ですので、機能しなければ停まります。

 


◆+Special 特性 +a点 その他のあらゆる性質(気質 資質 体質)

上記A~Mに含まれない中でPL評価に値する性質をここで評価します。
内容も点数も定めてません。

 
 

(`°w°´)つらつらと書いてきましたが、この評価軸は初めて考案してから紆余曲折 変化して今の形となっています。最初は4つの軸だけでした。今この形が最終形か変化の途中かは未定で、これからも変わっていくかもしれません。
しかし概ねの形はこうであり、変化しようと大きく外れることはないと思っています。

 

皆様の評価論の参考になれば幸いです。
では好い人狼生活を(`°w°´)ノシ
朧恩(`°w°´)(@wbo6_on) | Twitter