黒豚の噂 woink-propaganda

人狼GMの活動で得た色々をぼやきます。対面と長期が主戦場。

黒豚の解説「人狼用語、人狼表現」中級編

日頃GMをする中、村内で挙がる人狼用語や人狼表現をつらつらと書き連ねてみます。
前回に続いて今回は中級編。

 第3第4陣営を前提とした用語まで含めると数が膨れ上がるので、2陣営戦を想定したものまでを紹介します。

 

【建村】
GMが卓(ゲーム)を作ること。

 

【入村】
PLが卓(ゲーム)に参加すること。

 

【同村】
他PLと同じ卓(ゲーム)に参加すること。
例:「同村ありがとうございました」→対戦ありがとうございました。

 

【前世】
以前の卓(ゲーム)のこと。
例:「前世は狼」→以前のゲームでは人狼
  「前世は偽占でしたが」→前世は偽の予言者でしたが

 

【偽白・偽黒】
「偽物の予言者や霊能者が報告する白判定・黒判定」及び、その判定を受けたPLのこと。
環境や状況によっては「実際の白黒と異なった白判定・黒判定」を指す場合もあり、この場合は報告をした予言者や霊能者の真偽は含意しない。
例:「占Aが偽黒を出す」→偽物の予言者Aが黒判定を出す。

【真白・真黒】
「本物の予言者や霊能者が報告する白判定・黒判定」及びその判定を受けたPLのこと。
環境や状況によっては「実際の白黒と合っている白判定・黒判定」を指す場合もあり、この場合は報告をした予言者や霊能者の真偽は含意しない。
例:「真黒を吊る」→本物の予言者からの黒判定を受けたPLを処刑する。

 

【片白・片黒】
「複数の(主に)予言者がいる状況で、その内1人からの白判定・黒判定」及び、その判定を受けたPLのこと。
予言者が3人以上いる場合には内2人から白判定を受けると「二白」と表すこともある。
(主に予言者の白黒報告を推して表すが、霊能者の白黒報告でも使われる表現)
例:「Aさんは占Bの片白」→Aさんは予言者Bから白判定を受けている。

【斑・パンダ】
「同じPLにある予言者からは白判定、別の予言者からは黒判定」及び、その判定を受けたPLのこと。
(主に予言者の白黒報告を推して表すが、霊能者の白黒報告でも使われる表現)
例:「斑吊り」→白判定と黒判定を別々の予言者から受けたPLを処刑

 

【確白】
「客観で白(人狼でない)と確定しているPL」をのこと。
(主には「全ての予言者から白と報告されているPL」だが、どの様な経緯で確定した状況になるのかは、現場で随時確認が要る) 
例:「白確」「確白化」→客観で人狼でないと確定する。

 

【確~】
「客観で確定している~(役職名)」のこと。
頻出として「確霊」が挙がる。「確霊」は「客観で霊能者と確定している霊能者を名乗るPL」を指す。
又、確定することを「~確」と言う。
例:「確占」→客観で予言者と確定している予言者を名乗るPL
  「霊確」→霊能者が確定する

 

【複~】
「複数のPLが名乗っている同じ役職」のこと。
狭義では「客観で役職が確定していない」状態を表す。
例:「複霊」→複数のPLが名乗っている霊能者

【片~】
「複数のPLが名乗っている同じ役職の内の片方、ないし1人」のこと。
例:「片霊だけ話を聞く」→(複数いるが)片方の霊能者にだけ話を聞く。

 

【非~】
「~(役職名)でない」の意。
例:「非狼」→人狼でないPL
  「非霊CO」→霊能者でない。

 

【陣形】
「名乗っている役職達」、主には予言者と霊能者を名乗っている数のこと。
通例となっている表記法があり、「2-1」や「3-2」と云ったハイフン(-)で区切って示し、前が名乗っている予言者の数、後が霊能者の数を表す。
(表す役職を増やす場合は更にハイフンを増やして「3-2-2」と示すが、3列目以降で何の役職を表すかは環境によって異なるので随時確認が要る)
又、予言者から報告された白黒も「陣形から相関が繋がった派生陣形」として「陣形」の表現に含まれる場合がある。
例:「陣形3-2」→予言者を名乗るPLが3人と、霊能者を名乗るPLが2人いる状況

 

【内訳】
「陣形の中で実際の役職の真偽、及びその偽(騙っているPL)の本当の役職」のこと。
例:「占内訳は真狂狼」→予言者の陣形は、実際は本物と狂人と人狼

 

【対抗】
「同じ役職を名乗り、相対して競り合う相手」のこと。「"対抗"馬」と同義。
例:「対抗霊CO」→(他の霊COを承け)もう1人の霊能者です。
  「対抗吊り」→同じ役職を名乗っている相手を処刑

【回避】
主には「処刑を避ける」こと。
又、回避目的のCOを「回避CO」と言う。
例:「回避守CO」→処刑しないでください、守護者です。

 

【迎撃・カウンター】
「偽黒を受けた際に(村人以外の)役職を名乗る」こと。
例:「迎撃守CO」→偽黒を受けましたが、守護者です。

【圧迫・圧殺】
「灰を詰める(数を減らす)」こと。
大別して4つあり、①占なって白黒着けて数を減らす、②灰から(村人以外の)役職が名乗り出て数を減らす、③推理をして白黒予想立てて候補数を減らす、④灰を吊る、が実際の方法としてある。
例:「占A視点の白圧殺が完了」→予言者Aから充分な数の白情報を得て、灰を減らし切った。

【牙】
人狼の能力「襲撃」の意。
「咬み・噛み」や「喰い・食い」は動作(襲撃する)を表すが、牙は襲撃数や襲撃(名詞表現)を表す。
例:「牙が通らなかった」→襲撃が失敗した。
  「牙3本」→襲撃3回

 

【連ガ・連護】
「連続護衛」の略。「連続ガード」を略して「連ガ(レンガ)」と読むのが転じて「連護」も「レンガ」と読むことがある。
例:「今回の守は連護なし」 →今回の仕合での守護者は同じPLを連続で護衛ができません。

 

【進行】
「処刑及び能力の運用方針」のこと。
GMの言う進行はゲームの司会進行であり、この項で挙げるPL視点での進行とは別物なので注意。
例:「吊進行は~」→処刑の方針は~

 

【視点】
「ある1PLから見た状況」のこと。
又「客観視点」と言うと「全PL共通で見えている状況」のこと。
例:「占A視点での狼候補はBとC」→予言者Aから見て人狼の可能性があるのはBとC
  「客観視点でDは偽霊」→誰から見てもDは偽物の霊能者(が確定している)

 

【撲る・叩く】
「誰かを狼として指摘する」こと。
吊り推したり、投票したりと、表現される方法は幾つかある。
例:「AはBを撲っていたので、両狼ではないだろう」→AはBを人狼だと指摘していたので狼同士ではないだろう。

 

【ライン】
「繋がり」の意。特に陣形上で予言者や霊能者の白黒判定による敵味方の判断状況を表すことが多い。
陣形上でなく「味方のような雰囲気がある」程度の相関も、ラインと表すことがある。
例:「斑を吊って占霊2-2のラインが繋がった」→斑を処刑し、予言者と霊能者2人ずつの敵と味方が誰か明らかになった。

【LW】
「ラストウルフ」の略。「ラスウル」と略読することもある。
生存中で最後1頭の狼。
例:「LWだけになった」→狼が最後1頭になった。

【SG】
スケープゴート」の略。
人狼ではないのに濡れ衣によって周囲から人狼として仕立て上げられているPL、及びその状態、特に処刑されるPLのこと。
例:「SG候補」→濡れ衣を着せられて処刑さることになりそうなPL

 

【GJ】
「グッドジョブ」の略。「グッジョブ」と略読することもある。
「護衛成功」の意。
例:「GJで死体なし」→護衛成功で襲撃による死体がなかった。

 

【PP】
「パワープレイ」の略。本来は頭数が最も多い村陣営が「頭数が最多ではなくなって、投票数操作(つまりは処刑操作)の主体を他陣営に奪われた」状況のこと。
広義では、「村陣営が狼を処刑できなくなってしまった」状況のこと。
例:「PP防止に」→狼陣営の頭数が村陣営の頭数を上回る予防策として

 

【寡黙】
「殆ど発言していないPL」の意。
例:「寡黙吊り」→殆ど喋っていないPLの誰かを処刑

 

【中庸】
「中程度に発言しているPL」の意。
寡黙や多弁(後述)と比べると使用頻度の少ない語句。
例:「中庸占い」→中程度に喋っているPLの誰かに占術

 

【多弁】
「過剰に発言しているPL」の意。
例:「多弁吊り」→過剰に喋っているPLの誰かを処刑

 

【村利】
「村陣営に利」及びその行動のこと。

 

【狼利】
「狼陣営に利」及びその行動のこと。

 

(`°(00)°´)中級は34項目。
中級編は、人狼界隈の凡そどの環境でも頻出語句ではあるけれど、人狼に慣れたPLでないと識らない解らない語句です。
この辺りからは初見初耳ではほぼ内容の察しがつかなくなります。
やや難解なものもありますし、初級PLがいる際にはしっかり解説できるように備えておくと良いでしょう。
次は上級編。

では、またいずれ。