黒豚の噂 woink-propaganda

人狼GMの活動で得た色々をぼやきます。対面と長期が主戦場。

黒豚の解説「人狼用語、人狼表現」初級編

日頃GMをする中、村内で挙がる人狼用語や人狼表現をつらつらと書き連ねてみます。
「システムやルールで登場しない」もので「初心者卓で人狼用語を使わないように」の際に、を意識して揃えました。

初級編は最頻出語句から。
この辺りは人狼に慣れたPLがつい使ってしまう語群です。
内容が簡素であるため、初見初耳でも察しが良いPLなら説明なしで理解できてしまう場合があるものもあります。
 
【CO】
「カミングアウト」の略で、「役職表明」「名乗る」こと。
又、COを促すことを「出す」と表すこともある。
例:「霊CO」→霊能者です。
  「COなし」→名乗る役職はありません。
  「霊を出す」→霊能者に名乗り出てもらう。

 

【初日】
「ゲーム開始1日目」のこと。
人狼ゲームは開始直後は夜から始まるが、その夜は「0夜目」と表されることが殆どで、1日目はその後に来る。
(環境によってははじまりの夜を1日目と数え、毎日が夜始まりの数え方をしたり、ゲーム開始から初めての昼を2日目昼と数えることも稀にある)

 

【途中日】
「ゲーム中の初日と最終日以外の日」のこと。

【最終日】
「ゲーム最期の1日」のこと。
人狼ゲームは終了する時機が一定でなく、早まったり遅まったりする為、場面場面で表される最終日が些か異なる。
「明日が来ない」ならば最終日とされるが、明日が来るか来ないかは定かでない状況が殆どなので単重に最終日と言っても、実際には最終日でなかったり、最終日として認識されてなくても実際は最終日(ゲームが終わった)だったりすることも珍しくない。
よって曖昧な捉え方として①「今日でゲームが終わる可能性が高い状況」を最終日と表す。
又、単に②「生存人数が3人か4人になった状況」を最終日と表す。

 

 【目】 
「可能性」の意。
人狼以外のゲームで使う場合も極稀にあるが、ほぼ人狼用語。
例:「狼目が高い」→人狼である可能性が高い。
  「霊目がある」→霊能者の可能性がある。

 

【真】
「本物」の意。名乗っている役職が本当にその役職であることを表す。
「シン」と読む。
例:「真霊」→本物の霊能者
  「真目」→本物の可能性

 

【偽・贋】
「偽物」の意。名乗っている役職と本当の役職が異なることを表す。
「真」と合わせて「真偽」「真贋」と対表現になる。
例:「偽霊」→偽物の霊能者
  「真偽差」→本物と偽物の差、及びその信用されてる度合の違い

 

【騙る】
「嘘の役職を名乗る」の意。
例:「霊を騙る」→(霊能者でないPLが)霊能者を名乗る。

 

【潜る・潜伏】
「持っている役職を名乗らない」の意。
狭義では「騙らない」の意。
例:「(人狼が)潜る」→騙らずにいる。
  「霊で潜る」→霊能者を名乗らない。
  「潜伏霊」→名乗らないでいる霊能者

 

【狼】
人狼」の意。
そのまま「オオカミ」と読んだり、「ロウ」と略読することもある。
例:「2狼(ロウ)」→人狼が2頭

 

【狂】
「狂人」の意。
「キョウ」と読む。
例:「狂目」→狂人の可能性

 

【人外】
「第1陣営(村陣営)以外の役職」のこと。狼は勿論だが、頭数上では人間である狂人や第3第4陣営の妖狐や恋人も含んだ総称。
例:「1人外」→村陣営でない役職が1人

 

【守・狩・騎】
「守護者」の意。守護者系の役職は環境によって呼称が多く異なっているが、凡そ同じ役職のこと。
「狩」は役職名「狩人」で「カリ」と略読し、「騎」は役職名「騎士」で「キ」と略読する。
他にはボディガードがある。
例:「狩CO」→狩人です。
  「騎狼目」→騎士か人狼の可能性

 

【占】
「予言者」の意。及び予言者の能力「占術」のこと。
「ウラ」や「セン」と略読することもある。
例:「占CO」→予言者です。
  「占う」→占術を使う。
  「占結果」→占術の結果
  「真占」→本物の予言者

 

【霊】
「霊能者」の意。(予言者の占術と違い、能力「霊視」を表すことは稀)
例:「3霊」→霊能者と名乗る3人のPL

 

【人間】
広義では「人狼でない役職(狂人を含む)」を指し、狭義では「村陣営の役職(≒人外でない)」を指し、更に狭義では「村人」を指す。これらは文脈で判断される。
「人」と略すこともある。
例:「人間ではない」→人狼である/村陣営ではない/村人ではない
  「人っぽい」→人狼ではないっぽい/村陣営っぽい/村人っぽい

 

【黒】
人狼」の意。及び予言者や霊能者等の情報役職が人狼を見付けた際の情報そのものやその報告のこと。
文脈次第では広く捉えて「狂人(等の人間判定の人外)」を指す場合もある。その場合は総じて「嘘を吐いている/隠していることがある/怪しい」の含意。
例:「黒い」→人狼らしい/怪しい。
  「黒目」→人狼の可能性/人外の可能性

 

【白】
「人間」の意。及び予言者や霊能者等の情報役職が人間を見付けた際の情報そのものやその報告のこと。
文脈次第では狭く捉えて「村人」を指す場合もある。
又、文脈次第では広く捉えて「狂人(等の人間判定の人外)」を指す場合もある。
例:「白い」→人間らしい/村人らしい
  「白人外」→人狼でない且つ村陣営でない役職

 

【灰・グレー】
予言者(や霊能者)の能力での情報で白とも黒とも言われていない、且つ役職を(まだ)名乗っていないPLのこと。
例:「5灰」→占われていない5人のPL
  「占Aさん視点の灰」→予言者Aさんが占ってないPL

 

【色】
「白/黒」のこと。
例:「占ってAの色を見たい」→占ってAの白黒を知りたい。

 

【判定】
占術や霊視での情報のこと。
例:「黒判定」→人狼の情報
  「霊判定」→霊視での情報

 

【咬み・噛み】
人狼の能力「襲撃」の意。
「襲う」と表すことも稀にある。
例:「2咬み」→2回の襲撃
  「霊咬みした」→霊能者を襲撃した。

 

【喰い・食い】
人狼の能力「襲撃」の意。こちらは成功した襲撃を表す。(咬みは正否を含意しない)
例:「霊喰いした」→霊能者を襲撃し(て成功し)た。

 

【吊り】 
「処刑」の意。
又、転じて「吊る」は「処刑する」の意。
更に又、処刑の進行を示す際に「行く」と表すこともある。
例:「本日は霊吊り」→本日は霊能者を処刑します。
  「占から行きます」→予言者から処刑します。 
  「3吊」→3回の処刑

 

【縄】
「処刑」の意。
吊り同様に処刑を表すが、吊りは動作(処刑する)を表す際に主に使い、縄は処刑数を表す際に主に使う。(吊でも数を表すことはある)
例:「残縄4本」→残り処刑回数4回

 

(`°(00)°´)ざっと初級編で25項目。
これらを初心初級卓で使わずに昼の議論で喋られると初心初級PLにもとても優しいでしょう。又はささっと手軽の解説してあげられるようになると良いでしょう。
次は中級編。

では、またいずれ。